温熱にこだわった暖かいお住まい
【京都市右京区】
当初のお悩みは、敷地は非常に広いが住宅が二軒に分かれていたため風通しや日当たり、動線などが使いづらいこと、
また、少し年数の建つ住宅が一軒あったため、冬場の冷え込みが非常に厳しいということでご新築を考えられるきっかけとなりました。暖かい家をご希望でしたので、温熱環境については今回の非常に大きなテーマでした。
どんな断熱材を使用し、どのように熱の流れを造り、空気の流れをどこで止めてどこに逃がすか、どのタイミングで逃がすか・・・など、かなり綿密にお打ち合わせをさせて頂きました。
細かい収まりなども検討させて頂き、気密数値も飛び抜けた数値を打ち出すことができ、暖房の効きが非常に良いお住まいとなりました。
空間以上の広さを演出するとともに、採光を最大限に取り入れ冬場のひやっと感を軽減させました。
また、吹き抜けにて上下階をつなぐことで風通しに対しても非常に有利に。
吹き抜けを見上げた時に見える天井は杉の羽目板を使用し、落ち着いたトーンに。
2階の和室はなるべく風格ある部屋にということで網代(あじろ)天井、古建具など、大工さんの腕が光る目を引く仕上がりになりました。二世帯なのでリビングに併設して仕切れる和室を一つご用意し、そこまでの通路の天井高さを低く取ることでリビングがより開けた印象になっています。リビングには壁一面に収納を取り、パソコンデスクが隠れています。
2階にあえての細長い廊下は先へと進むドキドキ感が生まれます。