通り土間の2世帯町屋
【京都市北区】
借地にお住み替えというご相談をいただきました。
京都の町屋にご興味があり、住まい方・デザイン共に京町屋を意識したいとのご要望でした。
古民家・町屋の雰囲気を出すため、既存宅の古建具で使えるものを調査し、上写真の建具を右のように再利用。
玄関に入ると通り土間を演出した空間が視線を通し、古建具が「良い古さ」を感じさせます。
こちらも既存の柱を再利用し、階段へ。
階段自体がデザインの一部として設計されています。
町の古照明屋さんへ行き、こちらもレトロなものをご採用。
町屋に似合うデザインでより空間を引き立てます。
テレビボードの両側は・・・
たっぷりの収納に。
奥に長い敷地を利用して、狭く見えないように逆に長さを強調する間取りにしました。
中庭や天窓を設けて、十分な光量が望めるよう窓配置にも注意してプランニング。
大通り沿いの窓前は開けたり、閉めたりできます。
ここでも既存建具の利用。
手洗いも雰囲気が出ています。
ここでも既存建具の利用
細部にもこだわりがあります。
お仕事から帰られてホッとするようなお住まいになればと思い、夜には、窓から漏れる光と、それを遮る格子の影が美しくなるように外観のデザインを工夫しました。